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コンビニ店長の残酷日記
kindleで購入しました。
あらすじ
著者・三宮貞雄氏が体験した、コンビニ関係の日記を1月〜12月の季節順に書いています。変わったお客さんの話。恵方巻きの話。アイドル並に可愛いアルバイトが入った話。家族旅行は1泊0日になる話。店舗指導員(スーパーバイザー)の話。チェーン店本部の話など、書いて大丈夫!?な内容盛り沢山です。
原価や本部への支払い、コンビニ経営が儲からない理由にも少しふれていて考えさせられました。
ただ、書き方が日記形式になっているので人を選ぶ感じはあるかもです。
感想
いつだろうか、10年くらい前に自営業の親戚のおばちゃんに「コンビニは儲からないから止めとき!」と言われました。理由を聞くと「電気屋とパン屋と地主がオーナーから吸い上げるから」だって。
※24時間営業で蛍光灯がすぐ切れるから電気屋が儲かるらしい。
当時はまた適当な事を…と思ってましたが、フタをあけてみると、本部が吸い上げるからオーナーが儲からないという事でした。
なぜなら、フランチャイズの会計方式が日本のコンビニ独自の方法で、たくさん売り上げても利益が出ないようになっているからです。
コンビニ業務についても書いていつ、昔と今だとコンビニでできる事が増えすぎていますよね。使う側としては、便利になるのは良いんですが、経営する側としては言いたい事もあるようで。読んでみると、「そりゃそうだわな」と思う所が多いです。
あとは、バイト。うちもそうですが、どこも人手不足で。いったい若い子はどこに就職したりバイトしているんだろうか。コンビニバイトって簡単そうで、最近は大変ですからね。
という事でら従業員の話や変わったお客さんの話も面白かったのですが、1番気面白かったのはコンビニ経営の儲けの話ですね。色々と上手い感じに本部が取る仕組みになっているのには驚きでした。
この本を読むと、コンビニ経営には夢がないと思ってしまいます。けれど、三宮さんは誇りとやりがいを感じている事は文面から伝わってきます。これからも本部に負けず、頑張って欲しいです!
コンビニ店長の残酷日記は、コンビニ経営を考えている人や、儲かるのか興味がある人におすすめの1冊だと思います。