2017年9月5日より尿管にある結石を砕くために入院しました。
今は問題ない…と信じたいのですが・・・。
尿路結石とは
腎臓で尿が作られ、尿管を通って膀胱に尿がたまります。そして、尿道を通って体外に尿がでるのですが、総称として【尿路結石】と呼ばれます。
上部尿路結石の場合、腎臓に石があれば腎結石。尿管にあれば尿管結石。下部尿路結石は、膀胱にあれば膀胱結石。尿道にあれば尿道結石となります。
私の場合はまず腎臓に石があるのが見つかり、手術をする時には尿管にありました。
結石の自覚症状
石がつまる場所、悪さをする場所で個人的には変わると思います。
尿管で引っかかって痛くなる時は、走った後に痛くなる横腹辺りからちょっと下が、ものすごく痛くなります。腎臓と尿管は左右にあるので、引っかかった方の脇腹が痛くなります。
尿管で引っかかると、腎臓が腫れて痛みが出るようです。
基本的には痛み止めを飲むか座薬を使って痛みを我慢するしかないそうで、我慢ができなかったら救急車で病院へと言われました。
10年以上前に結石で始めて我慢できない痛みが出たのは多分尿道?でした。
ものすごい尿意があるのに尿が出ません。次第に尿意がそのまま痛みになり、我慢できなくなり病院に行きました。この時は痛み止めの注射をして、1日入院して終わりでした。
血尿
結石が腎臓、尿管、膀胱を傷つけて出血し、尿に混じってでるため、栄養ドリンク(リポビタンD)を飲んだ時よりまだ濃い色の尿が出たりします。濃い赤茶色だったり、黒っぽい尿だったりするのでビビります。
ちなみにこんな感じです。ペットボトルに入れてみました。
【観覧注意】血尿参考画像
手術を行うまで
腹痛・血尿の自己診断から、結石じゃないかと思い泌尿器科へ。
エコー検査で石があると言われ、大きさを正確に知りたいからとCT検査も行いました。
私のあられもない姿・・・というかCT画像です。正面からと断面図です。
赤い丸の所が結石です。
結石の大きさです。測ってみると、約7mmと4mmです。なんとなく細長いような気がします。
検査の結果、大きさ的には手術しても良いし、自然に結石が出るのを待っても良いそうです。
とりあえず自然に出るのを促すために、薬を飲みながら経過観察しました。
ちなみにウラジロガシ茶が結石に良いと聞き、試してみることに。効果があるのか泌尿器科の先生に聞いてみると、「高かったやろ!?気持ちの問題じゃないかな?」と言われました。
でも、処方された薬も「ウロカルン」と言ってウラジロガシエキス入ってるんですけどねw
ウロカルン錠225mg
概説
尿路結石を出しやすくするお薬です。作用
尿の通路に、カルシウムなどによる“石”ができるのを「尿路結石」といいます。このうち、腎臓の出口(腎盂)に石があるのが「腎結石」、尿管に石があるのが「尿管結石」です。石が尿路をふさぎ、発作的に激しく痛むものです。
このお薬は、そのような尿路結石を溶かして出しやすくします。小さい石でしたら、自然排石も可能です。ただし、大きなものを溶かすのは困難です。その場合は、衝撃波治療で石を細かく砕き、その後の排石補助などに使われます。特徴
古くから民間薬として使用されていたウラジロガシという植物の葉を原料とします。強力な作用は期待できませんが、副作用はありません。引用元:おくすり110番|ウラジロガシエキス:ウロカルン
まぁウロカルンとウラジロガシ茶の併用は確かに意味がないかもしれませんが。苦いお茶や不味いお茶ではないですし、少し薬臭いですが、私には飲みやすいので今でも飲んでいます。
話が逸れましたが、一ヶ月後にもう一度CTを取ってどうなったか調べてみました。なんとか結石が下に降りてきていましたが、まだまだ出そうにはありません。
経過観察中に、2回ほど痛くなって痛み止めを飲んだので、手術をしてスッキリしたいと考え「手術がしたいです」と伝えました。
入院日を決めて、それまでにもし痛くなったらすぐ来てくれと言われつつ帰宅。入院の準備をしながら過ごしました。
入院する時に私が用意したものはこちらの記事でまとめています。
入院の準備をする時に用意したい小物や暇つぶしアイテム一覧
3824 扁桃腺摘出手術・アデノイド摘出手術・経尿道的尿管結石砕石術・腎盂腎炎で入院した八百屋です。 いやぁこんな短期間で複数回入院するとは思わなかったですねw て事で、その経験を活かし入院する際に必 ...
入院
入院予定は4日〜5日。手術前日に入院して手術をし、様子を見て退院すると言う、前回の扁桃腺の手術で入院した時よりは短いです。
食事制限もありませんし、仕事も休めるしとか気楽な考えで入院したのですが、手術で入院するのはそんなに気楽ではない場合もある、と後で思い知らされることになります…。
尿管結石破砕術
最近の結石の手術だと、体外から超音波を当てて結石を砕く手術もあるらしく、そちらを期待していました。
しかし、結石のある場所がレントゲンで判別しにくい場所にあるため、直接砕く方がいいと先生に言われます。
直接砕く、と言うのは、尿道から太めの管(尿道カテーテル)を通して、そこから機械を尿管まで通して直接結石を砕きます。
カメラで見ながらの手術なので、体外粉砕より確実だそうです。
麻酔は下半身麻酔で、手術は1時間くらいで終わると言われながら、色々とリスクも説明されつつ、心配になりながらも大丈夫だろうと言い聞かせました。
という事で、尿管結石破砕術という手術を行います。
でも正直、尿道カテーテル入れるの嫌なんですけど…
入院前日〜手術当日
前日は問題なく過ごして、夜から食べ物はダメで飲み物だけになります。
手術当日は、10時くらいから水分もダメになり、手術の順番を待ちながら点滴の開始です。確か16時スタートだったと思いますが、緊張しながら暇を持て余していました。
呼ばれて手術室に入ると、まず下半身麻酔からなのですが、丸まって背中から入れられます。
しばらくすると、痺れた感じになり、先生が手術の準備を始めてました。
今回手術をしてくれた先生は「始めますよ!」と言ってくれず、気がついたらカテーテルをいれられていて、カメラで尿道内が映し出されていました。
しばらくして、結石を見つけたらしく砕く音が聞こえてきました。
おもちゃのような「タタタタタタ」と連打音です。軽い感じの音と、超音波のような「キーン」や「ピーン」と言う音がするのですが、痛くはありませんでした。
カメラで私も見れるんですが、なんとなくしかわかりませんでした。
肝心の結石は少し割れにくかったようでしたが、砕いてくれて少し大きいやつはそのまま取り出してくれました。
なかなか結石が割れなかったようで、全部で1時間程度かかりました。
手術完了です。
病室に運ばれますが、麻酔はまだ効いていますし、尿道カテーテルは繋がれたままです。始めての下半身麻酔で、暗くなって消灯したらすごく不安になりました。
「このまま麻酔が切れなかったら…」とか考えてしまい、動かないのに必死に足を動かして見たり。少しずつ動かせるようになると安心しましたが、次は尿道カテーテルの違和感に悩みます。
ずっと尿意がある感じでなんか痛くて、寝返りも自由にできずなかなか寝つけませんでした。
手術後〜退院
朝になり、先生が出勤してから尿道カテーテルを外しても良いか確認が取れ、看護婦さんに外してもらいました。
すぐには感覚も戻らず、尿もしばらくは出にくかったです。
水分を多めに取る以外は食事制限もなく、制限はありませんでした。
後は経過を見て、痛みが和らぎ、熱が下がれば退院です。
私の場合は、微熱が続いてお尻が痛かったのですが、退院の希望をして退院しました。
手術・入院費用
高額医療の申請を事前にしていたのですが、12万程度でした。
入院部屋は日額+2,000円の部屋に入っていました。
本当は個室に行きたかったのですが、空いてませんでした。
生命保険
疾病入院給付金(日額1万円の場合)5日分
手術給付金 給付倍率20倍
合計25万円でした。
まとめ
以上が私が体験した、尿管結石による通院・入院・手術の簡単な流れになります。結石の大きさや位置により、自然に結石が出るのを待つ方法と、今回みたいに手術する方法、体外粉砕術などと色々方法があるようなので、結石があってどうしようかな迷っている人の参考になればと思います。
実は、この後すぐにまた入院する事になります・・・。